2019/07/29 10:42
伝統工芸が数多く残る沖縄。久米島紬の特徴は、島の草木や泥で染められた素朴な風合いと、ひとりの織り手が全ての作業をおこなう工程だ。
蚕を育て、糸を紡ぎ、久米島の草木を採って染料を作り、図案を書き、絣の縛りをして、糸を染め、そして織っていく。
気の遠くなる作業をひとりでおこなう。
染めの次はコースターの織物体験。
まずは織りたい文様を選ぶ。私は小鳥(トリグゥー)にした。
縦糸はすでに織り機にセットしてあるので、横糸を折る作業を教わる。
パタン、トントン、パタン、トントン。
糸を右から左へ通して、パタン(足を組み替えて糸の上下を変える)トントン(通した糸を押し込む作業)を繰り返しおこなう。
トリグゥーの模様が入るところで、専用の糸に変える。この糸は鳥の絵柄が白く出てくるように、糸を染める段階で絵柄の部分を白く抜いてある。何センチ幅のどの位置に模様がくるか、図面を作り、白く抜けるように糸を縛る。
一本一本、絵柄がキレイに出るように織っていく。ちょっとずれちゃったかな、となったら戻りながらパタン、トントン、と。
素朴な風合いのコースターができました〜^ ^